スティングレイ・ジャパンが考える、チームとは

【2021.12.12】

こんばんは、トモコです!
先日はSさん Tさん Mさんのチームトレーニングでした。

この3人の方々、来年1月に久米島ケーブ(洞窟)に行くメンバーの方達です。
それぞれがトレーニングや経験を積んできましたし、これまでも一緒に潜っていた皆さんですが、12月と来年1月頭には最終的にチームでトレーニングを数回行った上で、久米島ケーブへ挑みます。

テクニカルダイビングでは、万が一の緊急事態時であってもすぐに水面へ浮上ができない場合が多くあります。減圧停止が必要であったり、頭上が塞がれた環境(洞窟や沈没船の内部侵入など)にいる場合があるからです。

そのような環境下ですから、考えられるトラブルを予防するための装備や考え方、チェック方法などがあるのですが、それでも万が一水中でトラブルが起こってしまった場合に、対処するための技術、知識を磨いていく必要があります。

これはただ技術や知識を身に付けるだけではなくて、その環境や場面に適した対応をする必要があるので、応用力が重要です。
いつでも冷静に判断できる「クールさ」も大切な要素です。

実際に使えるスキルにするためには、なかなか時間がかかります。簡単に身に付くものではないので、皆さん真剣にトレーニングに取り組んでいます。

そんな潜在的なリスクもあるダイビングなので、チームと一言に言っても、誰でもいいわけではありません。

海に潜る当日はじめて顔を合わせたような、見ず知らずの人とチームが組めるかというと、そうではないのです。
いくら技術があったとしても、人間として信頼できる相手なのかどうかということまで考える必要があります。

自己完結できるテクニカルダイビングの要素を全て持ち、それぞれがバックアップとなり、万が一のトラブルの際にも信頼し合える関係である必要があります。
何より「このメンバーで潜るとより楽しい」と思える相手であることが大切ですね。

Sさん、Tさん、Mさんのチームが挑戦する久米島ケーブで、どのような素晴らしい景色が待っているのか… 楽しみです。

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